セルフで気軽に楽しむことができるジェルネイル。とても気分が上がりますよね。
ジェルネイルは柔らかい樹脂を硬化させることでできあがり、サロンへ行かなくても手軽に楽しめるネイルです。
硬化の際、酸素に触れている表面は未硬化ジェルが残ります。ですが、安心してください。
未硬化ジェルは拭き取ってから仕上げに移ります。そのときに使用するのが拭き取りクリーナーです。
しかし、拭き取りクリーナーは基本少量販売で、少々お値段がはってしまいますよね。
そこで今回は、拭き取りクリーナーの代用品をご紹介していきます。
未硬化ジェル拭き取りクリーナー代用品としてのおすすめは、消毒用エタノールや無水エタノールです。
私がおすすめする理由と、エタノール以外の代用品も併せてご紹介します。
代用品ではなく、専用の未硬化ジェル拭き取りクリーナーを用意するなら、通販がおすすめです。
通販なら、大容量品や比較的価格が安い商品も揃っていて、買いやすいですよ。
消毒用エタノールや無水エタノールなどの代用品もおうちにないなら、思い切って専用のクリーナーを買ってみてください。
未硬化ジェルの拭き取り代用品はエタノールがおすすめ
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ジェルネイルは硬化させるときに、表面が未硬化ジェルとして残ります。
表面は酸素へ触れているため、完全に硬化しない特性があるのです。
ですから、硬化させた後も表面だけは未硬化ジェルでベタベタとしています。
ベタベタを取りのぞくため、表面の未硬化ジェルは仕上げ時に拭き取ります。
その際に使用するのが拭き取りクリーナーです。クレンザーと呼ばれることもありますよ。
クリーナーがあれば、ひと拭きでツルっとした表面に仕上がるのです。
しかし、拭き取りクリーナーは基本少量販売で、お値段がはってしまいます。
せっかく使うなら、安くてコスパがいいものを使いたいですよね。
ということで、コスパがいい拭き取りクリーナーの代用品をまとめ、ご紹介します。
拭き取りクリーナーのおすすめ代用品は、消毒用エタノールや無水エタノールです。
拭き取りクリーナーにはエタノールが含まれています。
それにより、消毒用エタノールや無水エタノールで拭き取りクリーナーの代用ができるのです。
「同じエタノールなのに、消毒用と無水でどう違う?」そう思われたあなた。
下記ではそれぞれの成分や価格などをまとめます。一緒に確認していきましょう。
消毒用エタノール(IP)
拭き取りクリーナー代用品で私が一番におすすめしたいのは、消毒用エタノール(IP)です。
正直なところ、無水エタノールのほうが含まれているエタノール濃度は高く、キレイに拭き上げられます。
しかし消毒用エタノール(IP)と比べ、無水エタノールは少々お値段がはってしまうのです。
ですから、今回はコスパ重視で消毒用エタノールを先におすすめさせていただきます。
無水エタノールについては、下記の項目で詳しく説明いたしますね。
消毒用エタノールには「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」の2種類があります。
どちらも主な効果・原料はほぼ同じです。しかし、含まれている成分に少しだけ違いがあります。
「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」2つの違いは、含まれている添加物にありました。
消毒用エタノールIPにはイソプロパノールという添加物が含まれています。
一方、消毒用エタノールにイソプロパノールは含まれておりません。
エタノールは第一級アルコールの一種とされており、酒税が加算されます。
しかし、イソプロパノールは第二級アルコールの一種とされており、酒税が加算されません。
消毒用エタノールIPはイソプロパノールを含んでいるため、酒税がかからないのです。
酒税がかからないということは、その分安価になるのです。
ドラッグストアなどでも見かける健栄製薬「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」の定価を見てみましょう。
- 消毒用エタノール 500mLあたり 1,463円(税込)
- 消毒用エタノールIP 500mLあたり 1,050円(税込)
※上記価格は2022年11月時点での情報となります
同じ容量で比べてみると、消毒用エタノールIPの方が安いですね。
こちらは定価ですから、お店によって多少の変動があるかと思います。
しかし、定価で【400円】も違うと安価な消毒用エタノールIPを選びたくなりますよね。
次に「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」のエタノール濃度を比べます。
- 消毒用エタノール エタノール 76.9~81.4vol%
- 消毒用エタノールIP エタノール 76.9~81.4vol%
なんと、エタノール濃度は変わらないのです。ジェルネイル専用の拭き取りクリーナーを買わず、安く済ませたいあなたには消毒用エタノールIPがおすすめです。
最後に、健栄製薬「消毒用エタノールIP」のラインナップをご紹介します。
消毒用エタノールIP | |
容量 | 定価(税込) |
100mL(スプレー式) | 616円 |
500mL | 1,050円 |
500mL(スプレー式) | 1,298円 |
5L | 6,380円 |
※上記価格は2022年11月時点での情報となります
安価で高コスパなことが分かりますね。使用感を試してみたいあなたは、手ごろな100mLサイズからお試しするのがおすすめです。
無水エタノール
上記にて、安価でコスパがいいという理由から「消毒用エタノールIP」をおすすめいたしました。
しかし、エタノール濃度は消毒用エタノールより無水エタノールの方が高いのです。
エタノール濃度が高ければ高いほど、未硬化ジェルはきれいに拭き取れます。
仕上がり重視のあなたには無水エタノールがおすすめです。
ここで、無水エタノールのエタノール濃度を見ていきましょう。
- 無水エタノール エタノール 99.5vol%以上
消毒用エタノールIPより20%近くも濃度が高いと分かりますね。
数あるエタノールの中で、無水エタノールは最も濃度が高いと言われています。
エタノール濃度が高ければ、ひと拭きでくもりのない表面に仕上がりますよ。
前述の消毒用エタノールIPには水分が20%前後含まれています。そのため、拭き取り時にくもってしまう可能性があります。
キレイなネイルに仕上がっても、表面がくもったら残念ですよね。
一方、無水エタノールはくもりのないキレイな表面に仕上がります。
その反面、エタノール濃度が高いので価格は高くなってしまいます。
消毒用エタノールIPと同じく、健栄製薬「無水エタノール」の定価を確認しましょう。
- 無水エタノール 500mLあたり 1,892円(税込)
※上記価格は2022年11月時点での情報となります
消毒用エタノールIPの500mLは1,050円(税込)でした。
その差はなんと【842円】!結構大きな差がありましたね。
仕上がりを重視したい場合 → 無水エタノール
値段重視か、仕上がり重視か…とても悩ましいところです。
ちなみに私なら、まずは消毒用エタノールIPの100mLを買って試します。
そして使用感がいまいちだったら無水エタノールを買う、という感じにします。
以上を参考に、あなたもエタノールで代用してみましょう!
未硬化ジェル拭き取りにはノンアセトンも代用できる
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未硬化ジェル拭き取りにはノンアセトンリムーバー(除光液)でも代用できます。
ノンアセトンリムーバーは、前述した拭き取りクリーナーと配合成分が似ています。
ですから、未硬化ジェルを拭き取りする際にも代用することができるのです。
ただし、ひとつ注意点があります。未硬化ジェルの拭き取りは、必ず「ノンアセトンリムーバー」を代用するようにしてください。
名前が似ている「アセトンリムーバー」の方を使うと、未硬化ジェルだけではなくキレイに仕上げたネイルも溶け落ちてしまいます。
ここで、アセトンリムーバーとノンアセトンリムーバーの違いをまとめていきます。
アセトンリムーバーとノンアセトンリムーバーの違いは
通常、アセトンリムーバーとノンアセトンリムーバーはネイルオフに使用するものです。
アセトンリムーバー → ジェルネイルのオフ
ノンアセトンリムーバー → ポリッシュネイルのオフ
アセトンリムーバーは溶かす力が強く、未硬化ジェルだけの拭き取りに適していません。
しかし今回は違いをご紹介するため、アセトンリムーバーの情報もご紹介させていただきます。
「アセトン」とは、物質を溶かす力がある有機化合物のことです。
ジェルネイルやマニキュアをオフするリムーバーへ多く含まれている成分です。
アセトンリムーバーへ含まれるアセトンの量で、溶かして落とす力が変わります。
アセトンの含まれている量が多ければ多いほどよく落ちます。ラメなどもスッとオフできますよ。
しかし、量が多いことにより爪や皮膚への負担を増やしてしまうため、注意しなければいけません。
そして、アセトンには油分を取りのぞく力があります。ですから、頻繁に使うとダメージが大きくなってしまいます。
指先が乾燥したり黄ばんだりすることもあるようです。注意しましょうね。
アセトンリムーバーと比べ、落とす力が弱く負担の少ないノンアセトンリムーバー。
アセトンを含まないため”ノン”アセトンリムーバーと呼ばれています。
多くのノンアセトンリムーバーには酢酸エチルやイソプロパノールが含まれています。
酢酸エチルは刺激臭がするので、使用時や取り扱いに注意しなければいけません。
アセトンリムーバーと違い、一度でキレイにオフすることはできません。
だからといって、落とす際にこするのは爪が傷んでしまうためNGです。
未硬化ジェルを拭き取る際は、こすりすぎないように手早く拭き取るのがおすすめです。
「アセトンリムーバー」「ノンアセトンリムーバー」にはメリットとデメリットがそれぞれありました。
ノンアセトンリムーバーを使い拭き取りたいあなたは、アセトンリムーバーの特徴も知っておくとよいですよ。
そして、アセトンリムーバーはもちろん、ノンアセトンリムーバーも使うことで爪に負担をかけてしまいます。
そのため、使用した後は指先に成分が残らないよう、手洗いをしっかりおこなってください。
手洗いしたあとは、乾燥予防にハンドクリームやオイルなどでしっかり保湿してくださいね。
未硬化ジェルの拭き取りは100均でも代用品が手に入る
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前述した未硬化ジェル拭き取り用のノンアセトンリムーバーですが、実は100均でも手に入ります。
「手元にあるエタノールやリムーバーが無くなりそう。安価なものでいいから代用品が欲しい!」
そんなとき、100均でも買えると知っていれば焦らず済みますね♪
ただし、100均ノンアセトンリムーバーは落とす力が弱いため、ポリッシュネイルのオフに使うと物足りなく感じます。
(ノンアセトンリムーバーでのジェルネイルオフはできないため注意です)
しかし、未硬化ジェルの拭き取りには充分な力を発揮してくれますよ。
未硬化ジェルの拭き取りに代用できる、100均ノンアセトンリムーバーをご紹介していきます。
ダイソー:ノンアセトンネイルリムーバー
ダイソーのノンアセトンリムーバーは、100均に見えないお洒落なパッケージで人気があります。
【成分】
水・エタノール・炭酸プロピレン・香料
こちらの口コミに「ネイルオフは全くできない。しかし、未硬化ジェルの拭き取りにはぴったり!」といものがありました。
本来、ノンアセトンリムーバーはネイルオフもできるので、少し残念な口コミですね。しかし、取り急ぎなら代用にぴったりだと思いました。
セリア キャンドゥ:ノンアセトンエナメルリムーバー
セリアとキャンドゥで販売されているノンアセトンリムーバーは、2種類のパッケージがあります。
ピンクボトル・白ボトルの2種類で、どちらも可愛らしいパッケージです。
酢酸エチル・エタノール・イソプロパノール・水・パルミチン酸エチルヘキシル・PG(プロピレングリコール)・香料
こちらの口コミも同じく「ネイルが落ちない」とありました。しかし、個人差があるようです。
「普通にスルっと落ちた」という口コミもありましたよ。
未硬化ジェル拭き取りだけでなく、ネイルオフにも使いたいあなたは、こちらがおすすめです。
まとめ
![](https://urban-e.jp/wp-content/uploads/2021/10/nails-865121_960_720-300x200.jpg)
- 未硬化ジェルの拭き取り代用品は、消毒用エタノールや無水エタノールがおすすめ
- 消毒用エタノールIPはイソプロパノールを配合しており、酒税がかからず安価で高コスパ
- 無水エタノールはエタノール濃度が高く、ひと拭きでくもりのない表面に仕上がる
- 未硬化ジェル拭き取りには、ノンアセトンリムーバーでも代用できる
- アセトンリムーバーは溶かす力が強いため、未硬化ジェルだけの拭き取りに適していない
- 未硬化ジェル拭き取り代用品のノンアセトンリムーバーは、100均でも手に入る
未硬化ジェルの拭き取りは、専用拭き取りクリーナーがなくても代用できます。
消毒用エタノールや無水エタノール、ノンアセトンリムーバーはドラッグストアですぐ手に入りますよ。
価格重視・仕上がり重視・ポリッシュネイルオフとの併用重視…どれを選ぶかはあなた次第です。
少し悩むかもしれませんが、あなたのライフスタイルに合わせて選んでくださいね。
キレイに仕上がったジェルネイルで、女子力を高めましょう♪
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