あなたは玉ねぎの保存方法に悩んだことがありますか?私はあります。
玉ねぎをプラスチックのストッカーにガサッと入れておいたところ、目につきにくい奥の方から傷んできて異臭を放たれるという苦い経験をしました。
そこから玉ねぎの保存について考え、思いついた方法が吊るすことでした。何も知識がないまま吊るす方法を試してたのですが、うまくいきませんでした。
しかし、調べてみたところ玉ねぎの保存は吊るすで大正解だったということが分かったのです。
大正解の吊るす方法をとっていたのになぜうまくいかなかったのか、今回は玉ねぎの保存に最適な吊るす方法や吊るせないときの保存方法を詳しくご紹介します。
玉ねぎの保存は吊るすと長持ちする!方法とコツを解説!
玉ねぎの保存は吊るすと長持ちすること、あなたはご存じでしたか?
なんとなく知っているけれど、吊るすのが面倒だし結局野菜ストッカーに入れているというあなた。
その保存方法、玉ねぎが傷みやすいうえにゴキブリという天敵がやってくる可能性があります。
玉ねぎを保存する際に一番の敵となるのは湿気です。
そのため通気性が保たれるように吊るして保存すると長持ちします。
吊るすといっても私のように知識もなく適当におこなうと傷む原因になってしまいます。
こちらは私が玉ねぎを傷めてしまった吊るし方です。
これのどこが悪いのかいまいちピンときませんよね。
でも大丈夫です。吊るすためのコツや吊るす場所など、ポイントをいくつか押さえるだけで簡単に玉ねぎを長持ちさせることができます。
あなたには玉ねぎをいつまでも美味しく食べていただきたいので、ここでは玉ねぎを吊るして保存する方法を詳しくお伝えしますね。
玉ねぎを吊るす方法
用意するもの
- ネット または ストッキング
- 麻ひも または ビニールひも(必要なら)
まずは用意するものです。最低限、ネットまたはストッキングがあれば大丈夫です。
ネットはみかんが入っているような赤いネットや専用ネットの利用をおすすめします。
みかんが入っているネットを取っておけば、無駄な出費なく玉ねぎを吊るすことができますね。
スーパーに売っている大袋の玉ねぎも赤いネットに入っていることがあります。もちろんそちらのネットを使っていただいても大丈夫です。
また、赤いネットは市販されています。ホームセンターで取り扱いがありますよ。
私が確認したホームセンター3店舗では、米袋などが置いてある農業用品のコーナーにおいてありました。
ストッキングは伝線が入って使用できなくなったもので大丈夫です。パンツタイプでもひざ下タイプでも使えます。
パンツタイプの方が玉ねぎはたくさん入りそうですが、強度の関係でどちらにしてもそんなにたくさんは入りません。
また、たくさんいれることは通気性の面であまり良くないので、注意してください。
吊るす手順
- 玉ねぎを1玉ネットまたはストッキングに入れる
- 入れた玉ねぎの上部分でネットまたはストッキングを一度結ぶ
- 1と2を繰り返す
玉ねぎは私のようにガサッと入れてしまっても、購入した袋のまま保存するより長持ちします。
しかし、玉ねぎ同士がくっついている部分に湿気がたまりやすく、隣り合っている2つの玉ねぎが傷んでしまう事態に陥ることも…。
玉ねぎ2玉が同時に傷む事態を避けるためにも、玉ねぎを1玉入れたら結ぶを繰り返すことをおすすめします。
通気性をしっかりと守るため、大きなネットでもひとつのネットに入れる玉ねぎは5玉以内にしましょう。
たくさんの玉ねぎをひとつの袋に入れると、結んだ箇所をほどいて取り出すのも大変ですよ。
たくさん入れすぎないことは、玉ねぎにもあなたにも優しい行動なのです。
玉ねぎを吊るす場所と気候への対応
吊るす場所は通気性が良く、日が当たらない場所にしましょう。軒下やべランダがおすすめです。
しかし、南向きのベランダに吊るすと日光が当たりすぎて玉ねぎが温まり、傷んでしまうのでご注意ください。
ベランダが南向きにあるご家庭では、日よけなどを利用して日光を遮ってあげると良いと思います。
玉ねぎを外に吊るしていて心配になるのが雨ですよね。玉ねぎが雨に直接濡れるということは絶対に避けましょう。
玉ねぎが湿気を含み、傷む原因になってしまいます。
軒下やベランダで雨の当たらない場所なら雨の日も外に吊るしたままにできるのでおすすめです。
しかし、台風など雨風が強いときは家の中に入れておくといいでしょう。
また、夏場は日陰でも玉ねぎがあたたまり傷むスピードが速くなります。
下記に、冷蔵庫で保存する方法を紹介しています。夏場は冷蔵庫で保存しましょう。
玉ねぎを吊るしていても虫はよってこない
玉ねぎを吊るしていたら虫がよってくるような気がしませんか?玉ねぎは結構匂いがあるし、コバエがよってくるのでは…と不安なあなた。
結論から言いますと、玉ねぎを吊るしていても玉ねぎが乾燥していれば、基本的に虫はよってきません。
万が一虫がよってきているようなら、傷んだ玉ねぎがないかよく確認してみてください。
傷んだ玉ねぎは虫のすみかになってしまいます。すぐに取り除きましょう。
基本、乾燥した玉ねぎに虫はよってこないのですが、玉ねぎの匂いに吸い寄せられるようにやってくる要注意な虫がいます。ゴキブリです。
ホウ酸団子を手作りするときに玉ねぎを入れますよね。あれは玉ねぎの匂いにゴキブリがよってくるからなのです。
しかし、外で吊るしているならゴキブリがよってくる心配もほとんどないでしょう。
家の中で段ボールに入れて保存しているとゴキブリの温床になることもありますので、外に吊るすというのは最適な方法なのです。
実際に玉ねぎを吊るしてみた
実際に玉ねぎを吊るしてみた写真がこちらです。
玉ねぎを1玉入れて、ネットを結ぶ。私、この作業をしたときに思いました。
結び目のせいで数入らないし、ご飯作るような忙しい時間帯にいちいち結び目ほどいて取り出すの面倒くさいなあ。
そこで家にある輪ゴムやひもを使って結び目代わりにネットを縛り、いちばん取り出しやすいのはどれか調べてみました。
「ネットを結ぶ」「輪ゴムで縛る」「ひもで縛る」の中だと「ひもで縛る」が、時間的にも作業的にもいちばんラクでした。
それでは輪ゴムで縛ったものとひもで縛ったものの写真を見ていきましょう。
まずは輪ゴム。玉ねぎをひとつ入れて輪ゴム2本でクルクルと縛っていきます。
結果、輪ゴムは縛るのもほどくのも、赤いネットで行ったときとはまた違う面倒くささがありました。
巻いてひねって、巻いてひねって、巻いてひねって…。非常に面倒くさい!!なにかの拍子に輪ゴムがパチンッとなったときの痛さもつらいです(笑)
この方法では玉ねぎ3玉を入れることに成功しましたよ。
次は麻ひも。長めにカットしてスタンバイしておきます。
麻ひもの結び方は丸結びをしています。ギュッギュッと2回力を入れるだけなので縛るのはとても簡単でした。
ほどくのも思ったより簡単でした。麻ひもってほどきやすいのですね。
おそらくこれがビニールひもだったら、ほどくのが難しいのではないかと思います。
ほどけないならはさみで切ればいいだけの話ですので、ひもであれば何でも大丈夫そうです。
この方法でも輪ゴムと同様、玉ねぎ3玉が入りました。
ネットを結んだものは玉ねぎが2玉しか入らなかったですが、輪ゴムやひもで縛ったものは玉ねぎが3玉入りました。
小さいネットを使うあなたは、玉ねぎと玉ねぎの間を縛ることをおすすめします。
玉ねぎの保存は冷蔵庫でもできる!やり方を紹介!
住んでいる場所がアパートやマンションで玉ねぎを吊るす場所がないあなたには、冷蔵庫での保存がおすすめです。
ここでは冷蔵庫で玉ねぎを保存するときのやり方と注意点をお伝えします。
玉ねぎを冷蔵庫で保存する方法
用意するもの
- 新聞紙
用意するものは新聞紙だけです。とてもお手軽ですよね。
新聞紙は玉ねぎの大敵である湿気を吸う役目をします。そのため、同じ新聞紙を使いまわすのはやめましょう。
冷蔵庫で保存する方法
- 新聞紙で玉ねぎを1玉ずつ包む
- 野菜室に入れる
ポイントは、新聞紙で「1玉ずつ玉ねぎを包む」ことです。これは吊るすときと同じで玉ねぎ同士がくっつかないようにするためです。
新聞紙で包むことで野菜室の光もあたりにくくなり、冷暗所が出来上がります。
吊るすより長持ちしそう、と思いませんでしたか?
野菜室って実は湿度が高いのです。90%くらいあります。一応新聞紙で包んで湿気対策はしているものの新聞紙にも限界があります。
こまめに傷んでいないか確認をして、傷んでいるものがあれば早急に取り除きましょう。
また、傷んでいないか確認する際に湿気っている新聞紙があれば、新しい新聞紙に替えてあげましょう。
少しの手間で玉ねぎの持ちは格段によくなります。
農家さんが手間暇かけて一生懸命に育ててくださった玉ねぎを美味しく食べるため、私たちも少しの手間は惜しまないようにしたいですね。
玉ねぎを冷蔵庫で保存する際の注意点
玉ねぎを冷蔵庫で保存する際に注意してほしい点がいくつかあります。
ひとつめは「リンゴと一緒に冷蔵庫へ入れない」ことです。
リンゴが出すエチレンガスによって玉ねぎの発芽を促進してしまいます。玉ねぎの頭から青いネギのようなものが生えてきますよ。
私は実際にこちらをやってしまったことがあるのですが、一瞬笑えてそのあと悲しくなります。悲しみの方が大きいです。
なぜなら玉ねぎが発芽してしまうと、芽に栄養がいってしまい玉ねぎが美味しくなくなるからです。せっかくの玉ねぎが美味しくないのはいやですよね。
ふたつめは「ギュウギュウに詰め込まない」ことです。
これは通気性の問題です。ギュウギュウに詰め込むとそれだけ通気性が悪くなるので傷みやすくなります。
手間をかけて新聞紙で包んだのにギュウギュウに詰めて傷んでしまったら元も子もないですよね。悲しい事態はなるべく避けたいので気をつけましょう。
玉ねぎの保存は半分に切ったらラップを活用
毎日料理をしていたら、玉ねぎが半分だけ残ることはよくありますよね。
私はお味噌汁に玉ねぎを1玉使ったら「玉ねぎの味噌煮」という新たな料理を生み出したことがあります。
そのことがきっかけで「半分残す」を覚えたのですが、半分残した玉ねぎってどうすればいいのだろう…?と以前は思っていました。
あなたは半分だけ残っている玉ねぎの保存、どうしていますか?
そのまま冷蔵庫に入れたり、ジッパーバッグやタッパーに入れてから冷蔵庫に入れたりしているわよ。
そのやり方では、切り口から水分が蒸発していますよ。玉ねぎ、スカスカになっていませんか…?
半分に切った玉ねぎはラップとジッパーバッグを使って保存することをおすすめします。
ここでは半分に切った玉ねぎの保存方法をお伝えしますね。
用意するもの
- ラップ
- ジッパーバッグ
用意するものはラップとジッパーバッグです。ラップはできればピチッとハリがあり、しっかりラップ同士がくっつくものがいいでしょう。
半分に切った玉ねぎが皮付きの場合は、切り口の水分をキッチンペーパーなどで軽くふき取り、ぴったりとラップをかぶせます。
半分に切った玉ねぎの皮がむけている場合は、切り口と皮をむいたあとの水分をキッチンペーパーで軽くふき取り、全体をしっかりラップで包みます。
そのあとジッパーバッグに入れてしっかりと封をして冷蔵庫に入れます。
この方法で1週間はもちますが、切り口から水分が蒸発していきますので早めに使い切ることをおすすめします。
私は面倒くさがりなのでラップで包んでそのまま冷蔵庫に入れてしまいます。
この方法でも2~3日はもちます。玉ねぎは私の好物でほぼ毎日といっていいほど活躍してくれる野菜なので、ジッパーバッグに入れなくていいかなと思っています。
ジッパーバッグに入れるかどうかはあなたの玉ねぎを使う頻度にもよりますね。
一人暮らしのあなたはもちろん、家族の食事担当であるあなたも作る料理によっては1週間程度半分の玉ねぎを保存することがあるかと思います。
そういうときはジッパーバッグを活用して、半分の玉ねぎも無駄にせず長持ちさせましょう!
まとめ
- 玉ねぎの保存方法は湿気対策や通気性の確保、ゴキブリ対策のために吊るすがおすすめ
- ネットやストッキングがあれば手軽に玉ねぎを吊るすことができる
- ネットやストッキングに入れるときはひとつ入れるたびに1回結んで玉ねぎ同士を離すことがポイント
- ネットやストッキングを結ぶ代わりにひもで縛れば取り出しやすい
- 吊るす場所は通気性のよい日陰がベスト
- 雨風が強い日は家の中に入れ、夏場は新聞紙で包んで冷蔵庫に入れる
- 外に吊るしていても基本的に虫はよってこないので、もし虫がいたら傷んでいる玉ねぎがないか確認する
- 冷蔵庫での保存はひとつずつ新聞紙に包んでギチギチにつめないようにする
- リンゴと玉ねぎを同じところに保存するのはNG
- 半分に切った玉ねぎはラップで包みジッパーバッグにいれて冷蔵庫で保存する
玉ねぎの保存は吊るすが正解!ということで、吊るす方法を中心に玉ねぎの保存方法をお伝えしました。
玉ねぎは実家からたくさん送られてくることも多いですし、業務スーパーに行くと安く箱売りしていて思わず買ってしまうこともあるのでないでしょうか。
そんなときもこの吊るす保存方法を使えば最後まで美味しい玉ねぎが食べられます。ぜひ参考にしてみてください。
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