春巻きを手作りするとき、市販されている春巻きの皮を使うことが多いと思います。
いざ作ってみると中途半端な枚数が余ったり、念のためと買い過ぎて袋ごと余ったりしませんか?
余った春巻きの皮を冷蔵庫へ入れたまま忘れてしまい、賞味期限後に見つけることがあるかもしれません。
賞味期限切れになったり、いつまで食べられるか分からなかったりすると、捨てることもあるでしょう。
実をいうと、春巻きの皮は賞味期限切れでも食べられます!
この記事では、賞味期限切れになった春巻きの皮がいつまで、どのような状態であれば食べられるかご紹介しています。
賞味期限を過ぎた春巻きの皮が食べられるか判断できるようになれば、泣く泣く捨てることもなくなりますよ。
春巻きの皮が賞味期限を過ぎてしまったら、参考にしてみてください。
春巻きの皮は賞味期限切れでも食べられる!
春巻きの皮は、賞味期限切れでも食べることができます!
そもそも賞味期限とは、おいしく食べられる期限のことをいいます。
この期限内であれば、食材の品質が変化することはありません。
賞味期限は、長期間保存できる食品に表示されるものです。
したがって、賞味期限切れになったとしてもすぐに傷み始めるわけではないのです。
ただし、春巻きの皮が賞味期限後何日まで食べられるかは、開封しているか未開封かで異なります。
より詳しく言うと、開封していれば保存状態によって、未開封であれば春巻きの皮がどのような状態かで異なります。
それでは、春巻きの皮が賞味期限後何日まで食べられるかをご説明したいと思います。
まずは開封した春巻きの皮について見ていきましょう。
先ほど少し触れましたが、開封した春巻きの皮は、どのように保存したかでいつまで食べられるかも変わってきます。
開封した春巻きの皮を保存する場合、冷蔵庫か冷凍庫に入れますよね。
それぞれ食べられる日数が違いますので、どちらも詳しくご説明します。
春巻きの皮は賞味期限が保存方法によって変わる
開封した春巻きの皮は、保存方法によって賞味期限後何日まで食べられるかが変わります。
開封後に春巻きの皮を冷蔵保存していた場合は、3日から4日後まで食べることができます。
冷凍保存していた場合は、1ヶ月後まで食べることが可能です。
このように、春巻きの皮は賞味期限が保存方法で変化します。
しかし保存状態が悪ければ、冷蔵庫や冷凍庫を使っていても品質は悪化してしまいます。
こうなると賞味期限内か後かは関係なく、食べることができません。
そこで、冷蔵保存と冷凍保存の場合で、適切な保存状態も簡単にお話ししますね。
それでは、保存方法別の賞味期限を詳しく見ていきましょう。
冷蔵保存の場合は開封後3日から4日
中途半端に余ってしまった春巻きの皮を冷蔵庫で保存した場合、3日から4日は食べられます。
開封して冷蔵保存したのが賞味期限当日だった場合も同じです。
つまり、冷蔵庫で保存していれば賞味期限後3日から4日は食べられるということになります。
ただし、余った春巻きの皮を冷蔵庫で保存するときは、きちんとラップに包みましょう。
ラップに覆われていない部分があると、春巻きの皮は乾燥して固くなってしまいます。
これでは、賞味期限後3日から4日以内だとしても、おいしくありません。
また、冷蔵庫内の雑菌が付着して、腐ってしまう可能性も考えられます。
こうなると賞味期限に関係なく、食べることができませんね。
春巻きの皮がきちんと覆われるようにラップで包みましょう。
ラップだけでなく、ジッパー付きの保存袋に入れたり、タッパーへ入れたりするとより良いと思います。
冷蔵庫に入れるからと安心せず、春巻きの皮が品質を保てるよう注意してください。
私は余った春巻きの皮をなんとなくラップに包み、何も考えず冷蔵庫へ入れたことがあります。
よく見ていなかったため、ラップに覆われていない部分があったのでしょう。
いざ使おうと出してみたら一部がからからに乾いて固くなっていました。
春巻きの皮が固くなってしまうと、具材を巻くときに苦労します。固くなった部分は割れてしまい、中身が出てきてしまうからです。
具材を皮できれいに巻けなければ、春巻きとは呼べません。
あなたは私と同じ経験をしないよう、春巻きの皮へ慎重にラップしてくださいね。
それでは続いて、冷凍庫で保存した場合についてご説明します。
冷凍保存の場合は開封後1か月
余ってしまった春巻きの皮を冷凍庫で保存した場合、1ヶ月間食べることができます。
冷蔵保存時と同じように、袋から出して冷凍庫へ入れたのが賞味期限当日だった場合も変わりません。
したがって、冷凍庫で保存していれば賞味期限後1ヶ月は食べられるということになります。
余った春巻きの皮を冷凍庫で保存する場合、冷蔵庫へ入れるときよりしっかりとラップに包む必要があります。
そこで、冷凍保存する際におすすめの包み方があります。
以下で手順をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 春巻きの皮より大きめにラップを切ってテーブルへ広げる
- ラップに春巻きの皮を乗せる
- 春巻きの皮より一回り小さくラップを切る
- 春巻きの皮中央へラップを乗せる
- 1で広げたラップの端を中心へ向かって折っていく
- 折ったラップは、春巻きの皮中央に乗っているラップとくっつける
これで、品質の悪化を防ぎながら冷凍保存することができます。
冷蔵庫で保存するときと同じように、ジッパー付き保存袋やタッパーへ入れても良いですね。
また、春巻きの皮が入っている袋を開封する際少し工夫するだけで、保存袋として使うこともできます。
春巻きの皮が入っている袋を開けるときは、ハサミで開けましょう。
このとき、端を少ししか切らないようにすると、春巻きの皮とほぼ同じサイズが保てるためおすすめです。
春巻きの皮を冷凍保存するときは、先ほどご紹介した手順でラップに包み、包装袋へ入れます。
こうすることで、冷凍庫内でもすぐに春巻きの皮だと分かります。
袋にはもともとの賞味期限が記載されているため、食べるときも逆算しやすいと思います。
これで、賞味期限後1ヶ月を目安に食べることができますね。ぜひお試しください!
春巻きの皮が賞味期限後も未開封なら状態を確認する
「春巻きの皮が賞味期限を大幅に過ぎていても、未開封なら食べられるかな。」と思われたあなた、正解です。
春巻きの皮は賞味期限を大幅に過ぎても、未開封なら食べられる可能性が高いです。
ただし、開封せずに賞味期限が過ぎた春巻きの皮は、状態を確認して食べるか捨てるか判断します。
食べる際に確認するポイントは、以下の3つです。
- 春巻きの皮からどのようなにおいがするか
- 春巻きの皮がどのような質感か
- 春巻きの皮にカビが生えていないか
一見、開封していない春巻きの皮が買った直後と同じ状態だと思えても、腐っている可能性はあります。
つまり、当たり前ですが未開封であれば賞味期限をどれだけ過ぎていても絶対に食べられるわけではないのです。
春巻きの皮を賞味期限後に食べるならば、慎重な判断が必要です。
春巻きの皮がどのような状態で保存されていたかによっては、未開封であろうと食べられないこともあります。
賞味期限は消費期限と違い、あくまでおいしく食べられる期間のことです。
しかし、判断を誤ると体調不良になってしまう可能性もあります。
きちんと確認して、大丈夫だと判断できた場合のみ召し上がってください。
それでは、賞味期限が過ぎた春巻きの皮を食べる場合、確認すべき3つについて解説していきます!
春巻きの皮がどのようなにおいか確認する
未開封状態で賞味期限を過ぎてしまった春巻きの皮は、開封し、どのようなにおいか確認しましょう。
春巻きの皮が賞味期限後に腐ってしまった場合、嫌なにおいを発します。
鼻にツンとくるような、酸っぱいにおいを放っている場合が多いです。
通常、食べられる状態を保った春巻きの皮は、ほとんど無臭です。
もしくは、若干小麦粉の香りがする程度だと思います。
したがって、まずは開封し、においをチェックしてください。
もしも先ほど言ったように、鼻へツンとくる酸っぱいにおいを発している場合は、食べない方が良いでしょう。
もったいないですが、思い切って捨てることをおすすめします。
無理して食べて体調を崩してしまうより良いですよ。
春巻きの皮がどのような質感か確認する
春巻きの皮が未開封状態で賞味期限を過ぎてしまった場合、どのような質感か確認します。
市販されている春巻きの皮は、食べるとき火を通す必要があります。
一般的に春巻きの皮は、製造工程で非加熱です。つまり、生ものです。
生ものである春巻きの皮が賞味期限を過ぎてしまった場合、しばらくすると腐敗も進行します。
簡単に言えば、腐ってしまうのですね。腐ってしまった食品は、多くの場合質感が変わります。
未開封で賞味期限を過ぎてしまった場合、開封して、まずは春巻きの皮へ触れてみてください。
腐ってしまった春巻きの皮は、表面が湿っています。
水気を帯びて、ぬるぬるしたりベタベタしたりしています。
また、市販されている春巻きの皮は、10枚前後重なって袋へ入っていますよね。
春巻きの皮が腐ってしまった場合、重なった部分にねばねばとした糸を確認することもあります。
重なっている春巻きの皮を1枚取ってみて、糸がないかチェックしましょう。
湿っておらずさらさらした状態であれば、賞味期限を過ぎていても食べられる可能性が高いです。
春巻きの皮にカビが生えていないか確認する
賞味期限を過ぎた春巻きの皮から、酸っぱいにおいもせず、質感に変化がない場合、カビは生えていないか確認してください。
春巻きの皮は賞味期限を過ぎて傷んでくると、カビが生える可能性もあります。
春巻きの皮表面に、灰色がかった薄緑色やくすんだ赤い斑点がある場合、それはカビです。
それぞれ、青カビ、赤カビと呼ばれています。この他に、黒い斑点が特徴である黒カビもあります。
青カビや赤カビ、黒カビが生えていれば、未開封であっても食べることはできません。
ただし、黒い斑点が春巻きの皮全体にある場合、カビではないこともあるため注意しましょう。
春巻きの皮全体に広がる黒い斑点は、「ふすま」と呼ばれるものです。
ふすまとは、小麦の外皮部分をさします。ふすまは、小麦外皮の酵素が、タンパク質に作用して黒い点となっている状態です。
したがって、春巻きの皮全体に広がる黒い斑点はタンパク質由来であるため、食べることができます。
しかし、黒い斑点が春巻きの皮全体ではなく、一部に集中している場合、黒カビであると判断します。
ふすまは指で擦っても消えませんが、黒カビであればにじんだり消えたりします。
この場合は、いくらもったいなくても食べられません。捨てることをおすすめします。
まとめ
- 春巻きの皮は、賞味期限切れでも食べられる
- 春巻きの皮が賞味期限後何日まで食べられるかは、開封しているか未開封かで異なる
- 開封した春巻きの皮を冷蔵保存していた場合は、3日から4日後まで食べられる
- 開封した春巻きの皮を冷凍保存していた場合は、1ヶ月後まで食べられる
- 未開封で賞味期限切れになった春巻きの皮は、どのような状態か確認して判断する
- 春巻きの皮が賞味期限後も未開封である場合、におい、質感、カビを確認する
- 春巻きの皮にあるふすまと黒カビは違うため注意する
今回は、賞味期限切れになった春巻きの皮がいつまで、どのような状態であれば食べられるかご紹介しました。
私も時々春巻きを手作りするのですが、必ずといって良いくらい中途半端に皮だけ余らせます。
冷凍していればいつまでも食べられると思っていたので、毎回ラップに包んで冷凍庫へ入れていました。
気づけば、冷凍庫には食べられるか分からない春巻きの皮があちこちありました。
今回調べてみて、冷凍した春巻きの皮は1ヶ月後まで食べられることが分かりました。
今後は、冷凍庫が片付きそうです。スペースが空いたからと他の食材を詰め込まないよう注意します。
この記事が少しでもお役にたてたなら、とても嬉しく思います。
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