エアリズムマスクを手作りしてみたいけれど、難しそうだと思っていませんか?
裁縫は学校で習った程度だけれど、大丈夫かしら
エアリズムマスクの手作り方法は、簡単です!特別な材料や、とりわけ難しいテクニックは必要ありません。
手芸店で材料を揃えなくても、100円ショップに売っているものがあります。
また、学校で習ったミシンの基本的な操作や縫い方ができれば、作ることは可能です。
それでもミシンの使い方に不安がある場合や、ミシンを持っていなくても大丈夫。
エアリズムマスクの手作りは、手縫いでも可能ですよ。
しかし、エアリズムマスクの手作り品は張り付く、作る時に縫いづらいなど、問題点がありました。
そこで、エアリズムマスクを手作りする方法だけでなく、問題点解決法も紹介しています!
エアリズムマスクの手作り方法は簡単!作り方を紹介
私は普段、不織布マスクの肌触りが苦手な家族に、立体布マスクを作っています。
生地は、表布シーチング・裏布ダブルガーゼを使っています。
エアリズムマスクを手作りする話は聞いたことがあります。
しかし、実際に作ったことはありませんでした。今回は、エアリズムマスクの手作りをしてみたいと思います。
エアリズムマスクを手作りする時に、必要なものは、こちらです。
- 表布
- 裏布(エアリズム生地)
- ゴム紐
- 生地に合わせたミシン針・糸
エアリズムマスクの手作り方法
それでは、簡単なエアリズムマスクの手作り方法をご紹介します。
あくまでも素人の手作りですので、参考までにどうぞ。
エアリズムマスク手作り方法の手順は、こちらになります。
- 表布・裏布を、各2枚ずつ裁断する
- 表布・裏布を、それぞれ中表に合わせて縫う
- 表布・裏布のカーブ部分に、それぞれ切り込みを入れ、縫い代を割る
- 表布・裏布の、表側・真ん中部分に、それぞれ2本ステッチを入れる
- 表布と裏布を中表に合わせて縫う
- 生地を表に返す
- 両端をゴム紐が通るよう、3つ折りにして縫う
- 3つ折り部分に、ゴム紐を通して結ぶ
- 結び目を3つ折り部分にしまって、完成
では、エアリズムマスクの作り方を1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.表布・裏布を、各2枚ずつ裁断する
表布・裏布とも、左右対称に、【各2枚ずつ】裁断します。
大きさ・形は市販の立体マスクを参考にしています。(マスク紐部分は除く)
市販立体マスクの大きさに、縫い代を【1㎝】くらい・マスク紐を付ける部分には【2㎝】くらい足して裁断しています。
きちんとしたサイズ、自分にぴったりのサイズで作りたい場合は、しっかりサイズを決めて作った方が良いです。
大幅なズレがなければ、大まかなサイズでも、そこまで気になりませんので、多少ズレてしまっても大丈夫です。
2.表布・裏布を、それぞれ中表に合わせて縫う
写真の通り、表布・裏布をそれぞれ中表に合わせて、まち止めします。
中表(なかおもて)とは、各布の表と表を内側に合わせることを言います。
まち針やソーイングクリップなど、自分が使いやすいもので大丈夫です。
写真のピンク色クリップが、ソーイングクリップになります。
まち止めができたら、カーブ部分、端から幅【1㎝】くらいの所を縫います。
縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをしましょう。裏布(エアリズム生地)も同様に縫います。
3.表布・裏布のカーブ部分に、それぞれ切り込みを入れて、縫い代を割る
カーブ部分が縫えたら、そのカーブ部分にハサミで切り込みを数か所入れます。
深さは浅めで、深く入れすぎないように気を付けてください。
こうすることで、カーブがきれいに仕上がりますよ。
切り込みを入れたら、縫い代を割ります。裏布(エアリズム生地)も同様に行います。
縫い代を割るとは、縫い合わせてできた縫い代部分を、アイロンなどで割り開くことを言います。
布の重なりが少なくなり、きれいに仕上がりますし、厚みを減らして縫いやすくなります。
4.表布・裏布の、表側・真ん中部分に、それぞれ2本ステッチを入れる
布の表側・真ん中部分に、ステッチを【2本】入れます。
今回は、縫い目真ん中部分、左右ギリギリの所に【1本ずつ】入れました。
裏布(エアリズム生地)も同様にステッチを入れます。ステッチとは、布や服の表に出ている縫い目のことです。
デザインで入っている他、縫い目を丈夫にする、縫い代を止めることができます。
こちらの工程は、難しいと感じたら、省いてしまってもかまいません。
5.表布と裏布を中表に合わせて縫う
次は、それぞれ作った表布と裏布を、1つに合わせます。
表布・裏布、それぞれ開いて形を整えたら、中表に合わせて、まち止めします。
この時に真ん中がズレていないか、きちんと重なっているか確認しましょう。
マスク上・下、端から幅【1㎝】くらいの所を縫います。
6.生地を表に返す
縫い合わせた生地を表に返し、きれいに整えます。このような感じになりました。
7.両端をゴム紐が通るよう、3つ折りにして縫う
マスク裏側(肌にあたる面)の両端を、マスク紐が通せるよう、幅【1㎝】くらいの3つ折りにして縫います。
2つ折りだと切れ端が見えてしまい、見た目や肌触りが良くない上に、そこから、ほつれてきてしまうため、3つ折りにしました。
8.3つ折り部分に、ゴム紐を通して結ぶ
ゴム通し・紐通しなどで、マスクのゴム紐を通します。そして端を結びます。
長さは、ご自分のサイズに合うよう調節してくださいね。
9.結び目を3つ折り部分にしまって、完成
最後は結び目を3つ折り部分にしまいます。結び目が外から見えないようにして完成です!このような仕上がりになりました。
縫い方は、基本的に直線ですし、一部カーブがありますが、きついカーブではないので、ゆっくり慎重に縫えば難しくないかなと思います。
表布
表布は、お好きな生地で大丈夫です。手芸店、通販の他、100円ショップでもカットクロスが売っています。
様々な厚さや質感、色柄があります。手に取って、好みのものを選んでみた方が良いと思います。
今回、私がエアリズムマスクを手作りする上で使った生地は、やや薄手のコットン100%生地になります。
シーチングといわれる生地は、やや薄手で通気性に優れており、色柄が豊富で、価格も安価。シーツやランチマット、袋ものなど様々な用途に使える生地ですので、私的にはおすすめです。
しかし、ご自分が気に入った生地を選んで大丈夫ですよ!
裏布
エアリズムマスクを手作りする上で、一番必要なエアリズム生地は、裏布(肌にあたる面)に使います。
今回使ったものは、レディースのエアリズムインナーになります。
他にもメッシュ素材や、コットンブレンドなどのエアリズム生地があります。
こちらも好みのものを選ぶと良いでしょう。新品ではなく、いらなくなったものを使っても良いと思います。
ゴム紐
ゴム紐は、マスク用のゴム紐が手芸店や通販、100円ショップに売っています。
私は、写真の「ウーリースピンテープ」というものを代用して使っています。
このウーリースピンテープというものは、服(ニットソーイング)を作る時に使う、いわゆる伸び止めテープ(補強テープ)です。
ロックミシンというミシンを使い、主に肩部分などへ、生地と一緒に縫い込みます。
多少伸びますが、ゴム紐と比べてあまり伸びません。
ナイロン糸やポリエステル糸のみで、できたテープです。触り心地は柔らかくふわふわです。
肌触りが良いので、大人はもちろん、お子さんにもおすすめだと思います。
色は、定番の白以外にも、様々な色がありますよ。
大容量で売っているものもあれば、小分けになっているものがあります。マスク紐に使うのなら、小分けが無駄なく使えるかと思います。
エアリズムマスクを手作りする時は、自分の好きな色でアレンジして楽しめそうですね。
こちらは、手芸店や通販で購入することができます。
実店舗なら、大きな所やニットソーイング関連商品を取り扱っている所で売っている可能性が高いです。
しかし、100円ショップには売ってないようです。私も100円ショップでは見つけられていません。
こちらも100円ショップで売っていると嬉しいですね。
マスク用のゴム紐でも、問題なく使えますので、安心してくださいね!
ウーリースピンテープは参考までにお考えください。
生地に合わせたミシン針と糸
ミシンを使う時は、布に合った針と糸(太さ)を使いましょう。
今回、針・糸は、針11号・糸60番を使っています。
使う生地に適した針と糸の太さは、こちらになります。
〈薄地〉針9号・糸90番
〈普通地〉針11号・糸60番
〈厚地〉針14号/16号・糸30番
エアリズムマスク手作り品が張り付く問題の解決法
エアリズムマスクの手作り品は張り付く、という声がありました。
エアリズムマスクの手作り品は、どうやら生地が薄くて柔らかいので、息を吸うときに張り付くようです。
涼しくても、息がしにくい・苦しいのでは、マスクとして使いにくいですよね。
そこで、エアリズムマスクの手作り品でも、張り付くことを抑えられる解決方法がありました。
しかし、必ずしも張り付かないというわけではなく、少しでも抑えられる程度にお考えください。
立体マスクの方が張り付きにくい
エアリズムマスクの手作り品は、プリーツマスクで作るのではなく、立体マスクの形で作る方が張り付くことを抑えられるとのことでした。
プリーツマスクに比べて、立体マスクは空間ができやすいようです。
裏布のみエアリズム生地を使う
表布・裏布、両方にエアリズムマスクの生地を使わない方が良いようです。裏布のみに使った方が張り付くのを抑えられるとのことでした。
「表布は、エアリズム以外の生地」「肌に直接、接する裏布は、エアリズム生地」のようにした方が、薄くて柔らかすぎてしまうのを、カバーできます。
表布と裏布にステッチを入れる
こちらで紹介したように、表布・裏布それぞれステッチを入れると、良いとのことでした。
実際、ステッチを入れたところ、入れない時よりも生地がしっかりしたように感じました。
それに伴って、空間ができやすいかなと思いました。
ただ、好みの問題もありますが、生地と糸の色を合わせても多少ステッチは目立ちます。
立体になっているため、入れにくいといった声もありました。
難しいと感じる方は、省いても良いかなと思います。
エアリズムマスクを手作りして縫いにくいときの解決法
エアリズムマスクの手作り品は、生地が縫いにくいです。
私も実際にエアリズムマスクの手作りをしてみて、縫いにくいなと感じました。
エアリズム生地は、薄くて伸縮性があり、柔らかいため、生地として難易度高めだと思います。
他にも、これらの生地などは縫いにくい上に、ズレやすく、裁断しにくいです。
- 薄い生地 (例:ローン)
- 伸縮性のある生地 (例:ニット)
- ツルツル、滑らかな生地 (例:サテン)
- 滑りが悪い生地 (例:ラミネート)
- 毛足が長い生地 (例:ファー)
そこで、エアリズムマスクの手作り品は生地が縫いにくい問題解決法を調べてみました。
エアリズムマスクの手作り品を縫いやすくする方法は、主に4つありましたよ。
あらかじめしつけをする
しつけとは、いわゆる仮縫いのことです。生地同士がズレないように、手縫いで、粗い並縫いをしておきます。
少し面倒ですが、しつけをしておくと縫いやすくなります。
簡単に仮止めができる「布用の仮止めのり」なども売っていますよ。
細かくまち止めをする
「あらかじめしつけをする」と同様ですが、ズレ防止のために、まち止めを普段よりも細かくしておくと良いでしょう。
私も今回は、まち針&ソーイングクリップで止めました。
とにかくゆっくり縫う
エアリズムマスクを手作りする時は、生地が縫いにくいため、とにかくゆっくり、1番低速で縫うことをおすすめします。
こちらの写真は、エアリズム生地のみをそのまま縫ってみたものです。
ゆっくり縫った所は、まだ許容範囲内です。中くらいの速さで縫った所は、引きつりがある上に、きちんと真っ直ぐ縫えず、どんどん曲がっていってしまいました。
焦らず慎重に、ゆっくり1番低速で縫った方が良いと思います。
カーブもありますので、少しずつ様子を見ながら縫うと失敗が減らせそうです。
生地に紙を敷いて一緒に縫う
エアリズム生地のように縫いにくい場合、紙を敷いて一緒に縫い、破り取るという方法があります。
使う紙は、トレーシングペーパー、習字の半紙、ハトロン紙などの薄い紙です。
今回使ったものは、ハトロン紙です。こちらは、型紙を作る時に使う薄い紙です。
実際に、エアリズム生地を縫ったものが、こちらです。
引きつりがあまりなく、まずまずきれいに縫えているかなと思います。
紙を敷いたことによって、そのまま縫うよりも、断然縫いやすかったです。
縫ったあとは、紙を丁寧に、ゆっくり破り取ります。
この工程を挟むだけで、縫いにくいエアリズム生地がきれいに縫えますよ。
まとめ
- エアリズムマスクの手作りは簡単にできる
- エアリズムマスクの手作りは手縫いでも対応可能
- エアリズムマスクの手作り品は立体マスクだと張り付きにくい
- エアリズム生地は裏布のみに使うと張り付きにくい
- エアリズムマスクの手作り品はステッチを入れると張り付きにくい
- エアリズムマスクを手作りする時はしつけやまち止めをしっかりする
- エアリズムマスクを手作りする時はゆっくり縫う
- エアリズムマスクを手作りする時は紙を敷いて一緒に縫うと縫いやすい
エアリズムマスクを手作りする方法は、意外と簡単だと思いませんか?
100円ショップで材料が売っていると、気軽に揃えられますし、お値段もリーズナブルなところが良いですよね。
しかし、エアリズムマスクの手作り品は張り付く、生地が縫いにくいなど問題点もあります。
問題点解決法を参考にして、エアリズムマスクの手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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