お風呂の蓋は、大きくて洗いにくいこともあり、お手入れが大変ですよね。カビが発生したら、なおのこと…。
そんなお風呂の蓋ですが、いらないから捨てたという人もいます。
私は「お風呂の蓋がいらない」と考えもしなかった発想に、目からウロコでした。
お風呂の蓋がいらないようであれば、それだけ掃除も楽になりますよね。
ただ「お風呂の蓋がなくて困ることはない?」という気持ちわかります。私も同じことを思いました。
そこで調べたところ、お風呂の蓋は家庭や生活リズムにより、いらない場合といる場合へ分かれることがわかりました。
これから、お風呂の蓋は必要か判断するポイントやカビ対策、蓋以外に保温できるものなど、詳しくご紹介します。
あなたがお風呂の蓋について必要か迷っている場合、参考にしてください。
お風呂の蓋はいらない!?必要か見極めるポイント紹介
普段、当たり前に使っているお風呂の蓋。主に浴槽のお湯が冷めないよう使用するアイテムですよね。
ただ、お風呂の蓋は大きくてかさばり、置く場所も困ることが多いですよね。
私も以前住んでいた家では、蓋を重ねて浴槽の端へ置いたまま使用していました。
いつも浴槽は1/3隠れている状態であったため、邪魔に感じたことがしばしば…。
他に置くことのできる場所はないかと探してみましたが、見つからず結局いつも同じ場所。
そんなお風呂の蓋ですが、捨てると考えたことはありませんでした。
なぜなら、私はお風呂へ入る時間が遅くなる日もあり、蓋を必要とする環境で生活していたためです。
お風呂の蓋って本当に必要かな?
そこで調べたところ、お風呂の蓋は家庭や生活リズムによって、いらない場合があるとわかりました。ただ、一方であった方が良い家庭もありました。
お風呂の蓋がいらない環境は、浴室もすっきりして見えてよさそうですね。
以下では、お風呂の蓋について、必要かどうか見極めるポイントをご紹介します。
お風呂の蓋がいらない家庭
お風呂の蓋は、各家庭や生活リズムによって、いる、いらないが異なるアイテムです。
まずは、お風呂の蓋がいらない家庭からご紹介しますね。
お風呂の蓋がいらない家庭
- 家族はお風呂へ順番で入りお湯も入浴後すぐに抜く
- 入浴は1年中シャワーで済ませている
- 長風呂や半身浴をしない
家庭の状況が、以上に当てはまるようであれば、蓋を捨てても困ることはありません。
また、お風呂の蓋はあまり使用せず物置に入ったまま、ということがあるかもしれません。
そんなお風呂の蓋、断捨離して良いかもしれませんよ。
家族が順番ですぐ入る場合、お湯は冷めきる前に入浴を済ませることも可能です。
また寒い季節など、お湯が少しぬるまった場合は、追い炊き機能を使用し温かくすることもできます。
さらに入浴後、お湯もすぐ抜くようであれば、お風呂の蓋を利用する機会がほぼありません。
したがって、お風呂の蓋はほぼいらない可能性があります。1度処分を検討しても良いと思いますよ。
1年中シャワーで済ませている場合、そもそもお湯を張ることもないため、お風呂の蓋は必要ありません。
むしろ、使っていないお風呂の蓋を掃除する手間まで増えることも。
さらに、カビが発生したらカビ対策まで取る必要も出てきます。
手間がかかる上、めんどうだと感じることの多い場合は、早めに処分して良いかもしれません。
あなたや家族が、長風呂、半身浴をしないタイプであれば、長時間お湯の温度は保つ必要もありません。
入浴は短時間で済ませ、お風呂の蓋に必要性を感じていないなら、いらないと考えて良いのではないでしょうか。
「お風呂の蓋って必要かな?」と感じた場合は、一度しまって使わない生活を送ってみることもおすすめです。
お風呂の蓋がいる家庭
お風呂の蓋がいらない家庭を、ご紹介しました。
ご紹介した内容で当てはまらないあなた。お風呂の蓋は使い続ける方が良いですよ。
以下では、お風呂の蓋がいる場合をご紹介します。
お風呂の蓋がいる家庭
- 家族がお風呂に入る時間はバラバラである
- 張ったお湯はすぐ抜かず洗濯にも使用する
- 半身浴が好き
こちらに当てはまることがある場合、お風呂の蓋は捨てず、使い続けましょう。
普段から何気なく利用しているお風呂の蓋。実は、場合によって便利なアイテムでもあります。
あなたの家庭にとって、蓋はある方が便利なアイテムか、確認していきましょう。
家族の入浴する時間がバラバラな場合、追い炊き機能を使うことも多くなります。
月に数回ならまだしも、毎日の場合、ガス代や電気代が高くなります。
浴室や浴槽自体の保温効果が高いとはいえ、蓋をしている場合としていない場合では、冷め方に差も出ます。
さらに追い炊き機能は、温度差があるときほど、ガス代や電気代も高くなっていきます。
したがって、光熱費を節約する意味でも、お風呂の蓋は必要であると言えます。
浴槽に張ったお湯はすぐ抜かず、翌日残り湯を洗濯へ使用するというあなた。
お風呂の蓋は捨てず、利用することをおすすめします。
なぜなら入浴後の湯船には、体から出た「皮脂汚れ」が浮いています。
実はこの皮脂汚れ、湯気とともに浴室へ飛散。壁や天井へ付着するのです。
そして、付着した汚れがカビの原因となっていきます。
入浴後、洗濯に使うまで蓋をして、汚れの飛散は抑えましょう。浴槽全体のカビ予防にもなりますよ。
長めの時間、湯船にゆっくり浸かる半身浴。半身浴が好きである場合、お風呂の蓋は使用することをおすすめします。
半身浴は、もともと温度が低めのお湯に長い時間浸かり、ゆっくり汗をかく入浴方法です。
そして上半身はお湯に浸かりません。そのため、特に冬場は冷えやすくなり、効果も期待できなくなります。
お風呂の蓋を閉めて首だけ出し、ちょっとしたサウナ状態にすることで、効果が期待できます。
また、浸かっている間にスマホや本を読む場合、蓋は台として利用することも可能ですよ。
お風呂の蓋がいらないときにカビ予防で注意したいこと
お風呂の蓋がいる、いらないは家庭によって異なることを紹介しました。
お風呂の蓋がいらないと、掃除も時短できますね。
ただ、お風呂の蓋がいらない場合、カビ予防で注意したいこともあります。
実は、お風呂の蓋がない場合、浴槽に残ったお湯をきちんと処理しなければいけません。残したままであると、カビが繁殖しやすくなるのです。
お風呂の蓋がある場合、浴槽にお湯は残していても、ほぼ蓋をして出てきます。
お風呂の蓋は必要な理由でも紹介しましたが、蓋をすることでカビ予防に繋がりますよ。
基本的なカビ予防は、お風呂の蓋がある、ないにかかわらず同じです。
カビの好む場所を取り除き、原因菌も除去することが大切です。
以下は、カビが好みやすい環境をまとめたものです。
カビが好みやすい環境
- 温度は20~30度の温かい場所
- 湿度70%以上で、水滴がある場所
- 体から出た汚れなどの栄養がある場所
つまり浴室は、カビにとってすごく住み心地が良いのです。
以下では、お風呂の蓋がいらないとき注意したい、基本的なカビ予防を詳しくご紹介します。
基本的なカビ対策
20~30度の適度な温度と、湿気は高めで70%以上ある場所が、カビにとって過ごしやすい環境です。
したがって、入浴後はなるべく早く浴室の温度を下げ、湿気も追い出すことが大切ですよ。
お風呂の蓋がない場合に効果的な方法は、入浴後すぐ張ってあるお湯を捨てること。
お湯から立ち上る湯気で、浴室全体の温度、湿度が上昇することを防ぎましょう。
お風呂の蓋がいらない理由としても紹介しましたね。実は、カビ予防としても役に立つ方法なのです。
またイスや桶など、使った道具も拭き洗いすることで、カビを予防できますよ。
お湯を抜いている時間に洗えるため、そこまで手間もかかりません。
そして、カビの好む「水分」は、浴室全体に温かいシャワーをかけ除去しましょう。
ここで大切なポイントが「温かいシャワーをかけること」です。
浴室をクールダウンさせるためであれば、水シャワーが良いのではないかと思いますよね。
私も「温かいシャワー?」と不思議に感じました。
しかし、水シャワーは水滴が残りやすくなってしまいます。つまり、カビの発生しやすい環境になる恐れがあるということです。
十分に換気を行うことで、室内温度は下がっていきます。
そのため、水シャワーは控え、温かいシャワーをかけましょう。
また、入浴後に「換気扇を回す」「窓は開ける」など、必ず換気することも大切です。
風通しを良くするため、ドアも少し開けることがおすすめですよ。
新しい空気を取り入れ、浴室内にこもった熱気や湿気は追い出していきましょう。
カビの栄養を取り除く
体から出た垢や皮脂汚れなどは、泡と一緒に飛び散って壁、床へ付着します。
カビはこのような汚れを栄養に増殖していきます。
そのため、汚れを落とすときも温かいシャワーが効果的です。汚れが付着している部分を中心に浴室全体へかけていきましょう。
水滴を落とすこともできるため、一石二鳥な方法ですね。
洗い場の床や排水口周辺は、汚れが付きやすい場所です。
そして体を洗ったとき、肩の位置より低い場所に位置している壁。
さらに、入浴をシャワーで済ませている場合、壁も2mほどの高さまで汚れが付いていますよ。
見落としがちな場所であるため、意識してカビを予防しましょう。
ただ壁や床に付いた汚れは、シャワーをかけた程度で落ちきることもありません。
そのため、週1回ほど浴室洗剤を使って、専用ブラシやスポンジでしっかり落としていきましょう。
カビの原因菌を除去
浴室のあちこちに潜んでいて、目で見ることができない「原因菌」。黒カビが発生するそもそもの原因です。
目で見えないうちに除菌できれば、黒カビの発生を防ぐことも可能です。
見えないため、対処が難しいカビの原因菌には防カビ剤も「くん煙剤タイプ」をおすすめします。
くん煙剤タイプを使うと、浴室の隅々まで丸ごと除菌することができますよ。
こちらの対策で、カビを予防することは可能です。
それでもカビが発生した場合は、カビ取り剤を使用し、除去しましょう。
お風呂の蓋はいらないが保温に活用できるものを紹介
お風呂の蓋がない場合は、お湯をすぐに抜くことでカビ対策もできるとわかりました。
ただ「掃除も簡単になるし、お風呂の蓋はいらないかな」と思う一方、寒い時期が気がかりですよね。
お風呂の蓋は張ったお湯を保温するために、必要なものでもあります。
しかし、ほぼいらないと感じているお風呂の蓋を、一時欲しいために残しておくことも少し抵抗感があります。かさばるし、邪魔だとも感じますよね。
実はそのようなとき、アルミ保湿シートを活用することがおすすめですよ。
アルミ保湿シートは、浴槽に浮かべておくだけで、張ったお湯の温度低下を防いでくれます。
そして折りたためるため、浴室の隅へ置いておくことができて、邪魔にもなりません。
さらに軽くて掃除がいらないため、お手入れも簡単ですよ。
1回使ったあとはシャワーで流して、浴室内に干しておくだけ。
1ヵ月ほどの使用で使い捨てることができるため、衛生面も安心です。
お風呂の蓋を冬場や一時しか使わないなど使用頻度が少なく、ほぼいらないと感じている場合、活用してみてはいかがでしょうか。
100均やホームセンターで購入できて、お風呂の蓋を買うより安くすませることも可能ですよ。
まとめ
- お風呂の蓋がいらない家庭といる家庭は、生活リズムなどによって異なる
- 家族が順番に入浴する、シャワーで済ませるなど、保温をあまり必要としない場合、お風呂の蓋はいらない
- 入浴時間が家族でバラバラ、長風呂好きなど保温することも多い場合、お風呂の蓋は必要である
- 浴室内のカビは発生に適切な温度や湿度、栄養となる垢などを取り除くことで予防できる
- 浴室全体をカビ予防するには「くん煙剤タイプ」がおすすめである
- お風呂の蓋がない場合、浴槽に張ったお湯はアルミ保温シートで保温できる
お風呂の蓋は、各家庭で必要かどうかが異なるアイテムです。
普段から何気なく使っているお風呂の蓋。「必要かな?」と考えることで、お風呂の掃除も楽になる可能性がありますよ。
あなたの家庭にとっていらないものだから捨てる、必要なため使い続けるなど、1度判断してみてくださいね。
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